左からインタビュアー:海野友希乃(長野県第8団)、尾﨑柚子(茨城県第23団)右端:和田照子日本連盟会長
- ガールスカウト活動で学んだことが、今の自分やお仕事に与えている影響はありますか?
ガールスカウトは私の人生にとても役に立っています。
一つは、サバイバルの方法を教えてもらったこと。火起こしからロープのつなぎ方、テントの張り方、飯ごう炊飯など、いろいろなことを実際にした経験は、未だにコツを覚えています。それらの学びを一言で集約すればガールスカウトのモットー「そなえよつねに」。英語で「Be Prepared」あらゆることに備えよ、という意味ですね。
例えば昨年は、東京も各地も台風の被害で大変でした。そのときに備えができているかどうかは、重要です。東京都知事は1,400万人の命を預かっていますから、備えていくのは当然のこと。その心構えが、ガールスカウト活動を通じて少しでも養うことができていたのであれば、知事としての役割が果たせるのではないかと考えています。
そして先輩として、もう一つ。いろいろ教えてもらえるリーダー(指導者)の存在からは、リーダーシップを学べます。私が小学生から中学生まで続けていた間に、いろいろな先輩に教えていただいたことは、とても大きな糧になっていますね。
ただ、政治の世界に入って長くなりましたが、この世界でロールモデルが誰かは、残念ながらまだまだ模索している状況ですね。