192O年
東京の香蘭女学校に、日本女子補導団東京第1組が誕生
(日本女子補導団は当時のイギリスのガールスカウトの名称「ガールガイド」を翻訳したもの)
イギリスからやってきた英語教師に紹介されて運動がスタートしました。「そなえよつねに」を標語に、「人格の修養と知識の開発」「技能と技術の習得」「奉仕的精神の涵養と実行」「健康の増進」を柱に、少女たちに自尊心を抱かせ、心身共に健全で勇気のある市民を育成することを目的としました。「保健章」「救護章」「創作章」など29にわたる技能章が設けられていました。
(日本女子補導団は当時のイギリスのガールスカウトの名称「ガールガイド」を翻訳したもの)
アメリカのガールスカウト本部が、イギリス、フランスのガールスカウトの活動を参考に作成した「ガールスカウトハンドブック」を翻訳して「ガールスカウトハンドブック要約」が出版され、それを参考に活動が開始されました。「農芸」「美術工作」「社会生活」「保健と安全」「家庭」「国際愛」「劇と文学」「音楽」「自然」「戸外生活」「スポーツとゲーム」の11の分野のタスクに取り組み、自分の技能を伸ばすだけでなく、そのことで他の人に役立つ人になることを目指していました。また、活動そのものを民主的に運営すること、国際的な活動を大切にしていました。
(団数447カ団、会員数12,436人)
(参加者:日本80人、アメリカ80人)
戦後外国のプログラムを翻訳し、日本の少女のための独自の活動をプラスして進めて来ましたが、プログラム改定を実施し、日本独自のプログラムとなりました。「自己開発」「人とのまじわり」「自然とともに」を活動の3つの柱とし、小学生から高校生まで一貫性のあるプログラムで、決められた課題に取り組み、そのことが完了するとバッジが授与されます。バッジをつけるということは、そのことに対しては「人の役に立てる」ということを示しています。
(1,639カ団、98,001人)
水に親しみ、水の大切さについて考え、行動することで得られるバッジです。
地域社会・国・アジア太平洋地域の国々の自然環境への関心を深め、知り、それぞれの地域で、自分とのかかわりの中で環境保護や保全をおこなうことで得られるバッジです。
自分たちが住んでいる太平洋地域について親しみを持ち、この地域に住む人々、及びその宗教・歴史・文化の違いを理解することで得られるバッジです。
1993年世界中のガールスカウトが「教育」を通して世界の平和に貢献しようと決心し、ガールガイド・ガールスカウト世界連盟と国連難民高等弁務官事務所が協働して、「難民」の子どもに贈り物をする「ピースパックプロジェクト」に取り組みました。そのプロジェクトに取り組む人は、このバッジをつけて活動しました。
「遺産は私たちの宝:Heritage our treasure」をコンセプトとし、当時実施していたUKガイド招へい事業をきっかけに、UKと日本の文化と遺産を学び、そして互いの交流を深めることを目標に制定されたバッジです。
10年間の予定で取り組んだ日韓交流事業にちなみ、「遺産は私たちの宝:Heritage our treasure」をコンセプトとし、韓国と日本の文化と遺産を学び、そして互いの交流を深めることを目標に制定されたバッジです。
「自ら考え行動できる女性」となるためには、自ら考え行動する経験が必要。少女の発達課題に応じ、網羅的に挑戦できるようにたくさんの部門バッジを設定しています。どんなことに取り組むか、何が課題かを見つけることからはじめ、その達成も少女自身が決めリーダーにバッジを申請します。また、少女の価値観を育成するガールスカウトバッジは全年齢に設定しています。
1993年からピースパックを送っていたアフガン難民への支援から発展し、タイに避難しているミャンマー難民への支援を始めました。2005年から「難民」について調べたり、それを人に伝える活動をしたりして、ミャンマー難民への「ピースパック(平和の贈り物)」を作ることで得られるバッジです。
世界のガールスカウトがHIV/エイズについて学び、世界的に広がる病気や人権について考える機会とする「エイズバッジカリキュラム」に取り組んで得られるバッジです。
ガールガイド・ガールスカウト世界連盟は、グローバルアクションテーマ(GAT):girls worldwide say“一緒にならこの世界を変えられる” に2008年から取り組みました。国連のミレニアム開発目標(MDGs*)と連動しており、ガールスカウトの指導者や少女たちがMDGsについて学び、地域に影響を与えている問題に対して行動することで得られるバッジです。
*2015年までに、世界中の極度の貧困をなくすことを目的とした具体的な8つの目標のこと。
2010 年 plant:植える(始める)
2011 年 grow:育てる(広げる)
2012 年 share:共有する(伝える)をテーマに、世界中のガールガイド・ガールスカウトが楽しみながら100周年を祝い、ガールスカウト運動を社会にアピールしていくことで得られるバッジです。
ガールスカウト運動について知り、誇りを持ってこの運動に参加していることをアピールし、日 本のすべてのガールスカウト会員が100周年に向かって私たちの運動をふりかえりながら未来につないでいくことで得られるバッジです。
難民を取り巻く環境を豊かにするための知識を身に付け、日本国内において平和と環境の大切さを多くの人に伝え、人々を巻き込みながら実践することで得られるバッジです。
少女と若い女性に対する暴力のない社会に向けて、世界中のガールガイド・ガールスカウトが取り組むプログラムStop the Violenceキャンペーン。日本連盟では、主に「デート DV」について知る機会、女性に対する暴力に関する問題に気づくきっかけとしてとらえ、課題に取り組むことで得られるバッジです。
日本で第11回アジア太平洋地域会議が開催されたことを記念して制定されたバッジ。
日本のガールスカウトがアジア太平洋地域の国々や各国のガールスカウト活動について関心を持ち、アジア太平洋地域会議の開催に何らかの形で関わることで得られるバッジです。
日本国内の自然環境を取り巻くさまざまな現実を知り、国内の緑化を推進するために、自分たちにできる活動を考え実践するなかで、環境問題が地球規模の問題であることに気付くことをねらいとしているバッジです。
ゲームやアクティビティを通じて、少女や若い女性が自分の容姿にとらわれることなく、何かに挑戦できるようになるプログラムに取り組むことで得られるバッジです。パーソナルケアブランドのダヴとガールガイド・ガールスカウト世界連盟が共同開発しました。
UN Womenとガールガイド・ガールスカウト世界連盟が共同開発したバッジです。少女と若い女性に対する暴力が人権侵害であるという認識を深め、すべての人の人権を尊重する姿勢と、男女間の平等を推進する考え方を身に付けることを目的としています。
『めざせ防災マイスター アクティビティ集』にあるアクティビティに取り組みはじめたら得られるバッジです。防災マイスターバッジを付けて活動することで、目的・到達目標の達成を目指すとともに、防災・減災教育を促進します。
容姿に関する固定観念の原因(問題)は何かを探り、問題を解決するためにアドボカシーに必要なスキルを身に付けることができるプログラム「Free Being Me行動編」に取り組むことで得られるバッジです。パーソナルケアブランドのダヴとWAGGGSが共同開発しました。
世界中すべての人が取り組み「誰一人として取り残さない」持続可能な社会を作るために、2015年に国連で採択された、2030年に向けての目標「持続可能な開発目標 Sustainable Development Goals」に取り組むことで得られるバッジです。
日本のすべてのガールスカウトが、100周年を迎えるにあたって私たちの運動をふりかえりながら未来につないでいくことをねらいとし、より多くの人々にガールスカウトを知ってもらうように取り組むことで得られるバッジです。
世界中のガールガイド・ガールスカウトが、オリンピックとスポーツに関する知識を楽しみながら学ぶことで得られるバッジです。
バッジや制服など、ガールスカウトの歴史にまつわる資料など、
ガールスカウト会館で展示を実施しています。どうぞお気軽にお越しください。
〒151-0066 東京都渋谷区西原1丁目40番3号 「アクセス案内図はこちら」
開館時間:9:00~17:00(平日)
休館日:年末年始
※設備点検等で臨時に休館することがあります。
※土・日・祝日は、(公社)ガールスカウト日本連盟事務局は休業日です。