ガールスカウトは、約100年前にイギリスで発祥しました。日本では1920年に始まり、2020年には100周年を迎えました。現在、国籍・人種・宗教の違いを超え、153の国と地域で約1,080万人の会員が活動する、世界最大の少女と女性のための団体です。
ガールスカウトに入会条件はなく、就学1年前の少女から成人女性までが、いつでも参加できます。日本には47都道府県全てに活動の拠点があり、5歳から100歳を超える女性まで、約3万人がいます。
一生を通して経験できる生涯教育
ガールスカウトは、小さい女の子だけのものではありません。
少女から、大人の女性まで、何歳になっても「ガールスカウト」
ここでは、さまざまな年代の女性たちが一緒に学び、活動をしています。
小さいときは大人の指導者からたっぷりの愛情を注がれて成長します。
大人になったらその愛情をまた次の世代に注ぎ、さらに自分も成長します。ガールスカウトは一生を通して経験できる生涯教育―
―Journeyジャーニーです。
ガールスカウトジャーニー
1st. Stage
「自分」のためにガールスカウト
「自分のこと」は自分でできるようにする、自分を大切にする
自ら考え行動できる人となる
2nd. Stage
「仲間」のためにガールスカウト
自分だけでなく仲間のために行動する
チェンジ・エージェント(変化の担い手)になる
声を上げ、行動をおこし、影響を与える存在となる
3rd. Stage
「地域・世界」のためにガールスカウト
リーダーシップを発揮して、地域・世界のために行動する
社会の中でそれぞれの役割で貢献する
Next Stage
「未来」のためにガールスカウト
すべての女性にとってより「幸せな社会・未来」を目指し行動する
会長メッセージ
体験を通して学ぶ ~Learning by Doing~
社会全体がコロナ禍からの脱却に向けて動き出しているように、未来をつくりリーダーシップを発揮できる少女の育成、ガールスカウトの活動も再び活発化し始めています。
未曽有のコロナ禍最中の2020年、日本のガールスカウト運動は百周年を迎え、困難な状況でも社会に対する発信力を高め、前向きに取り組むガールスカウトの底力を見出すこともできました。…続きを読む
理念
ガールスカウトは、少女と女性の可能性を最大限に伸ばし、責任ある世界市民となれるように活動しています。自分自身と他の人々の幸福のためにできることを自ら考え、行動につなげられるような実践的プログラムを通して、一人ひとりの力を伸ばしていきます。
やくそくとおきて
「やくそくとおきて」はガールスカウトの本質を表したものです。ガールスカウト活動を通して理解し、実践します。
やくそく
ブラウニー、ジュニア、シニア、レンジャー、成人会員
私は
神(仏)に対するつとめを行い
地域と国と世界への責任を果たし
人に役立つことを心がけ
ガールスカウトのおきてを守ります。
テンダーフット
わたくしは ガールスカウトです。
わたくしは よくみて よくききます。
おきて
私はいつも明るく、勇気をもちます。
私はいのちあるものを大切にします。
私はすべての人の友達となり、他のガールスカウトとは姉妹です。
私は礼儀を正しくします。
私は時間と資源を大切に使います。
私は自分で考え行動します。
私は言葉と行いに責任をもちます。
私は誠実であるように努めます。
モットー
ブラウニー、ジュニア、シニア、レンジャー、成人会員
そなえよつねに
テンダーフット
いつもにこにこ
ガールスカウト日本連盟 使命
少女と若い女性が自分自身と他の人々の幸福と平和のために、責任ある市民として自ら考え、行動できる人となれるようにする。
ガールスカウト日本連盟 活動基本方針
ガールスカウトは
少女と女性の視点に立って、より幸せな社会と未来の実現を目指し、
リーダーシップを発揮できる人材を育成するとともに、
社会に変化をもたらすチェンジエージェントとして行動します。
ガールスカウトは自らが行動していく運動です。日本では 100 年前から「自分で考え、行動できる女性」を育てるノンフォーマル教育に取り組んできました。ガールスカウトの少女たちは、人との関わりを通して、さまざまな役割と活動を経験していく中で、豊かな人間性を身につけていきます。そして、自分の人生を自分で切り拓く力をもった女性に育っています。
私たちのこれからの挑戦は「女性がその可能性を最大限に発揮できる社会環境をつくりあげていく」ことです。そのために、少女と女性の可能性を伸ばすことを妨げる問題に対して声をあげ、社会に変化をもたらす行動を積極的におこない、貢献していきます。
ガールスカウト日本連盟 ビジョン2032
ガールスカウトは、「すべての少女と女性が自分らしく生きられる社会」を目指して行動する女性を育てる。
活動の3つのポイント
ガールスカウトには、決められた活動はありません。次の3つのポイントを大切にしながら、自分たちでやりたいことを見つけ、計画を立て実行することで、「いろいろなことができる自分」を広げていきます。
興味をもったことに挑戦し、自分で考えて実行する力を身につける。
さまざまな人との交流を通じて、互いを尊重しあうことを学ぶ。
野外活動を通じていのちや自然の大切さを身近に感じる。