就学前1年(年長年代)の活動グループを「テンダーフット」といいます。家族以外のさまざまな年代の人と活動します。自然のなかで五感を使った体験を楽しみ、感性をはぐくみます。
この年代の育成目標
豊かな感性をもつ
プログラムのテーマ
3つのテーマを軸にさまざまな体験を通し、豊かな感性をはぐくみます。
- でかけてみましょう
身近な自然の中で仲間とともに、五感を使って楽しく活動します。 - なかよくなりましょう
自分の家族をはじめ、ガールスカウトの仲間や地域の人々と活動します。 - やってみましょう
表現活動を通して自由な発想を育み、生活の中で「人に役立つ」心が育つよう活動します。
バッジプログラム
この部門では、基本的にバッジプログラムを導入していませんが、時代に応じた取り組みが必要なプログラムについては、取得できるバッジがあります。これらのバッジは、小学1年生になると技能帯(サッシュ)に付けることができます。バッジを付けるということは、このテーマについては「わたしにまかせて」という証となり誇りと自信を持つことにつながります。
この年代で取り組めるバッジプログラム
サイバー・スマートバッジ1
インターネットの利用は年々低年齢化しており、未就学児であっても体験を通して、インターネットの安全について学ぶ機会が必要であると考え作成しました。大人とともにプログラムに取り組んだ証として、取得できます。
防災マイスターバッジ
日本に住む人々が防災の意識を持ち、心の準備・情報収集・技術を習得し、自然災害に備えることで、自分で自分の身を守ることができるようになることを目的としています。アクティビティに取り組みはじめたら、取得することができます。
指導者が大切にしていること
この年代の子どもたちは、身近な自然や人との一瞬の出会いに心をひらき、共鳴し感じたことを身体で表現します。子どもたちが自分から他の子どもたちと行動を共にしたり、周りの自然に関心を持ったりして感じたことをのびのびと表現できるように気を配り、それを受け止めます。そして、子どもたちが、自分の感情、欲求、主張を表現する機会を失うことのないよう、心がけています。
教材
3つのテーマ(でかけてみましょう・なかよくなりましょう・やってみましょう)のページに自分がしたことを大人とともにふりかえり、絵や文字・シールなどで記録します。ガールスカウトでは、体験したことを「ふりかえる」時間を大切にしています。