歩く国際協力「Walk in Her Shoes 2021」キャンペーン活動報告
毎年3月8日の「国際女性デー」から5月31日までの約3カ月間、公益財団法人ケア・インターナショナル ジャパンが主催する、歩く国際協力「Walk in Her Shoes」(WiHS)キャンペーンが実施されています。ガールスカウトは毎年このキャンペーンを後援しています。全国にいる高校生年代のガールスカウトがジュニア・アンバサダーとして参加し、キャンペーンに貢献しています。今年は14都府県から41人のガールスカウトがジュニア・アンバサダーとして参加しました。昨年同様に、地域による緊急事態宣言発出、外出自粛、対面での活動が難しい中で、企画したイベントが実施できないなど、計画通りに活動ができない状況が続きましたが、自分たちなりに考え工夫をしながら活動を終えました。
このキャンペーンにとっても10年目という節目に参加したジュニア・アンバサダーたちから、活動報告が届きました。彼女たちの思いをお伝えします。
*歩く国際協力「Walk in Her Shoes」とは
途上国の女の子が水を汲むために毎日歩く距離を実際に歩くことで、途上国の人が日々直面している「現実」を体感し、そこから新たな気づきや行動が生まれることを願い、CARE加盟国で2012年より世界中で実施。参加者と共に途上国の少女を応援するというキャンペーンです。
フォトコンテストで受賞しました。
キャンペーンでは、歩数による寄付だけではなく、CAREの「C」の写真と、「#歩く国際協力」をつけてSNSに投稿することで寄付になります。
ジュニア・アンバサダーたちからのコメント
※文中記載の「団」はガールスカウトが地域で活動するグループ、ブラウニーは小学校低学年、ジュニアは小学校高学年、シニアは中学生、レンジャーは高校生のガールスカウトの名称を指します。
今回も昨年に引き続きコロナ禍の影響で思うように活動出来ず残念で悔しかったです。特に、自分は今回初めてチームリーダーという役割を引き受けて、これまでの先輩方がどれだけ大変だったのかということを感じることが出来ました。また、個人的にもなってしまうのですが、いろいろな事業と並行してやったのでとても大変でとても疲れました。でも、今回自分自身で感じたことは将来に繋がると思うのでいい経験になりました。また、来年も参加出来たらしたいと思います。(宮崎県第2団)
初めてこのプロジェクトに参加して、正直最初は1日8000歩はあまり多くないなと思っていましたが、プロジェクトが始まって実際にやってみると1週間でも疲れてしまって、水汲みの大変さを痛感しました。
学校の登下校をバスから歩きに変えてやってみましたが、暑い日や雨の日は特に本当に大変で時間がなくなってしまうのも改めて気付きました。
私たちは交通手段というものがあるけれど世界の子どもや女性はそんなものはなく、水汲みの辛さ、遠いところまで歩かなくてはいけない辛さ、時間を奪われる辛さをプロジェクトを通して感じてとても勉強になったし、前よりも少しでも力になれることをしたいなと思えました。このプロジェクトに参加できてよかったです。(神奈川県第8団)
今回、個人での活動だったので思ったよりも歩けませんでした。
どこかに行って歩く、みんなと歩く、仲間がいると頑張れる、そんな体験ができませんでした。
なるべく土日は一万歩目標で歩きました。買い物や駅までを自転車や車での送迎をやめ、重い買い物も途上国の水汲みのつもりでやってみました。これは土日限定だったのでできたと思います。これが毎日だったら学校にもいけず毎日水汲みで1日が終わる、なんていうことを私はできるだろうか。改めて学校に行けることに幸せを感じました。今後学校で発表する機会があったらしてみたいです。(埼玉県第67団)
今回で2回目の参加でした。去年よりたくさん歩けたと思います。
今年はよりたくさんの人にこの活動を知っていただきたいと思い、イベントを企画しました。最初は一般の方にも参加していただき、開催したいと思いましたが、コロナの影響でそれは実現できず、団だけでの開催となりました。
しかし、発展途上国の女の子たちの身になって歩いてみたり、水を実際に運んでみたり、ゴミ拾いやSDGsクイズをしたりしながらたくさんのことを学ぶいい機会となりました。来年も是非参加し、さらに活動を知っていただけるよう努めていきたいです!(群馬県第8団)
3カ月間という長いけれど短いような期間、ずっと脳内に8000歩以上歩こう、という目標を覚えていられたわけではありませんでした。3000歩だけの日もあったし、1万歩歩けた日もありました。
駅にあるエレベーターには乗らず階段を使ったり、いつもより少し遠いバス停で降りて長めに歩いてみたり、自分でも小さな工夫ができたと思っています。
ただランキングなどを見てみると、やはりしっかり歩いている人がたくさんいて、自分はまだまだだな、と思いました。
またこのようなイベントに参加して、もっとたくさん歩いて、自分の中で納得のいく結果を出せるようにしていきたいです。
初めてのイベントに自分から参加して、緊張はしましたがとても楽しかったです。いい経験になりました。ありがとうございました。(埼玉県第2団)
今回私は、ジュニア・アンバサダーとして、そしてガールスカウトとしてこの活動に参加させていただきましたが、期間中たくさんの良い経験をさせていただきました。
特に良い結果を得られたのは健康面です。毎日、たくさん歩くために、夜ウォーキングすることを続けましたが、とても自分の健康を維持するのに役立ちました。毎日歩くことで運動量をこなし、自分の体型維持や代謝を上げて健康を維持することはもちろん、精神面での健康維持にも歩くことはとても有意義でした。歩いている間は無心に自分自身を見つめることができたため、頭の中が整理されて次の日をすっきりと迎える準備ができました。
そんな自分にとっていいことづくしの「歩く」ということをすることで誰かの役に立つ。これはとても良い国際協力だな、と心の底から感じています。基本的にボランティアなどは、言い方は悪いかもしれませんが、どちらかの利益のためにどちらかが身を削る、ということが根本にあるように感じています。もちろんそこに、そんな気持ちがないにせよ、結果的に何か利益を生み出そうとして何かを消費をすることは当たり前のことだと思います。ですが、この活動ではどうでしょうか。ただ歩くだけ。それだけで、本当に遠く離れた地で、歩いている人たちを支援することができるのです。しかも歩くことで私たちには「健康」というおまけまでついてきます。
今まではボランティアというものは自分の助けたい思いを形にするものだと思っていました。しかし、今回この活動の中で私は何か誰かのためにすることの中にも自分のためになることがあるかもしれない、と思うようになり、日常生活の中でも探すようになりました。自分の利益だけを求めて行動するのはあまりいいものと言えませんが、誰かのためになることの裏にはもしかしたら自分の気付けない自分のためになることがあるのではないか。そう思うようになるとどんなことでも心を軽く、相手のためだけを思って行動することができるようになると思いました。
この3カ月の活動の中では本当にたくさんのことを学ばせていただきました。
ありがとうございました。これからも歩かなければいけない「彼女たち」がいることを胸に、歩くことを続けていきたいと思います。(奈良県第1団)
今回自分の歩数を意識して生活してみて、毎日8000歩歩くことの大変さを知った。その日の体調や天気などさまざまな事情で目標を達成できない日も多々あった。これを毎日している女の子たちは本当にすごいと思う。だからこそ、それを当たり前だと思っている女の子たちに、私が日々送っている当たり前の生活をして欲しいと思う。そのために、自分ができることは、こういったキャンペーンにすすんで参加することだろう。また、私一人の力は小さなものだが、今回のキャンペーンのように多くの人が集まると救える範囲が広がると思うので、まずは周りの人に広まることから始めようと思う。そして、Z世代と呼ばれる私たちだからこそできる方法で、多くの人に知ってもらえればいいと思う。(神奈川県第79団)
今年は、外に出る機会が非常に少なく、家を出た際には階段を使うことや一駅分歩いてみるなど工夫をしました。さらに、今までと比べてこの活動に対するモチベーションを維持するのが難しく感じました。外出する頻度も減ったにもかかわらず、今日くらいは歩く距離減らそうかなと思うこともありました。ですが、ふりかえってみると、水汲みのために毎日歩かなければならない方がいるのにと思うと、この歩数を登録してといった活動は終わってしまいますが、意識して過ごしていきたいなと思います。(兵庫県第27団)
今回この取り組みに実際参加してみて、今まで話を聞くことはあっても実際に少女の大変さを体験することはなかったので、改めて恵まれている環境にいることを感じ感謝することが出来たし、他国の少女たちの為に自分ができることは何か考える機会になりました。
3カ月間を通して思ったより目標歩数を達成することが難しく、あまり貢献出来なかったように思います。それなので、これからまた挑戦できる機会があれば挑戦したいし、次参加するときは、もっと自分で少女たちの生活や苦しみを調べたうえで参加したいと思います。
この活動を他部門のガールスカウトや周りの友達などに伝えていけるように、今回の活動は終わってしまったけれどこれからも意識して生活していきたいです。(奈良県第22団)
高校生になって思っていたよりずっと忙しくなってしまい、最後の1カ月はほとんど活動できていませんでした。今思うと少しずつでもできることがありました。自分でやると決めたのに、やり遂げることができず情けないです。もう一度挑戦する機会があれば、自分なりに、後悔しないように頑張るようにしたいです。
歩いている間は、途上国の女の子のことを考えるようにしていました。今までは貧しい国の人というとどこか遠い存在、自分たちではどうにもできないことのように感じてしまうことが多かったです。でも今回、水汲みという具体的なことから考えることで、彼女たちの生活の細かなことが気になるようになりました。例えば、友達とどんなことをして遊ぶのか、将来のことをどう考えているのかなどです。女の子一人ひとりに人生があるということに改めて気付きました。
この活動を通して自分が感じたことを大切にして、どこかで水汲みをしている女の子のために何ができるのか、考え続けていきたいです。(東京都第116団)
コロナ禍ということもあり行動範囲が限られた中での活動で、毎日は8000歩を達成することはできなかったけれど、彼女たちのことを考えながら歩くことが出来ました。普段は自転車や車で行くことが多い塾や買い物へも、歩いて行くように心がけました。
また、今回は水を運びながら歩くなど、彼女たちの大変さを体験する集会を開催することができなかったのが残念でした。しかし、ガールスカウトの日にブラウニーやジュニアを巻き込んで活動の紹介をし、Cの写真を撮ることができたのでよかったです。
活動は終わってしまったけれど、これからも出かけるときはすぐに車や自転車に頼らず、彼女たちを思い出しながら歩きたいと思います。(静岡県第93団)
私は、今までこのようなイベントに自ら応募したことがありませんでした。しかし、同じ団の友達が去年参加している姿を見て、私もやってみたい!!と思い始めました。いざ参加してみると私の意識はすぐに変わりました。今までは楽をしようと近い道を使っていましたがわざと遠回りをして歩いたり、コロナに気をつけながら外に出たりしてたくさん歩きました。だんだん歩くことが楽しくなっていって、歩数計やランキングでモチベーションは上がりました。
本当にこのイベントに応募して良かったと心から思います。自分自身が成長することも出来たし、他の国の人の役にも立てたと思います。来年も参加したいです!ありがとうございました!!!!(東京都第21団)
今年は新大学生となり、忙しい毎日で歩数入力を忘れることが多く、気付いたら終わっていたという感じでした。コロナ禍ということもあって大学に通学することも少なくなり、外に出る機会が減ったので、あまり歩数を稼ぐことができませんでした。もし、来年機会があれば次は上位になれるよう目指して頑張りたいです。(兵庫県第27団)
今回、Walk in Her Shoes のプロジェクトに参加できたことは、世界のことを考えさせられるとてもいい体験になりました。
実際、ガールスカウトでおこなう予定だった国際ウォークラリーは実施出来ませんでしたが、その為にアフリカについて調べたり、自分たちの町のことも調べたりすることで、今まで知らなかったことを知ることができて嬉しかったです。そして、もう一つ学べたのは、毎日続ける大変さです。最初は頑張ろう!と張り切っていたのですが、学校があったりすると、「まあ、いいか」となってしまう日が増えてしまった気がします。今になって、メールでたくさん歩いた人達の結果を見てみると、毎日あんなにたくさん歩き続けたのかと、とてもびっくりしました。来年はもう少し歩けるように今のうちから歩く習慣をつけようと思いました。今回はこのような機会を与えて下さりありがとうございました。(宮崎県第2団)
私は初めてこのようなプログラムに参加しました。
私が、Walk in Her Shoesに参加しようと思ったきっかけは、歩くだけで発展途上国の支援になると知ったからです。何か一つでも誰かのためになることをしたい!と思っていた私には絶好のチャンスでした。でも何より大きなきっかけは団のリーダーがレンジャーのときに参加した話を聞いたことだと思います。
アフリカの女の子は天気がどうとか関係なく、生きるために歩かなければなりません。重たい水を抱えて長い舗装されてない道を歩かなければいけません。アフリカでは雨はあまり降らないとは思いますが、日差しが強い日中に歩かなければいけません。それがどれほど大変なことなのか、身に染みて分かりました。
ジュニア・アンバサダーとしての活動は終わってしまうけれど、このような世界の女性たちの現状を知らない年少のガールスカウトたちや保護者の方、友人に伝え、知ってもらったり、団で途上国のことを考えるきっかけになったりするような活動の企画なども考えてみたいです。
学校にも行けずに水を求めて毎日6kmもの道のりを何往復もしている発展途上国の子どもたちとは比べものにはならないし、彼らの気持ちがわかるようになるにはもっとたくさん歩いたり、考えたりしなければいけなかったな、と思っています。
日本は水もどこかに汲みに行くわけでもなく簡単に手に入る、当たり前にこんなことができる国だからこそ、決して水のありがたさを忘れてはいけないことなんだと改めてこのプログラムを通し学びました。
今回のプログラムでは本当にさまざまなことを学べたと思います。来年も参加したいです。ありがとうございました!(奈良県第22団)
今回、初めて参加しました。1日8000歩歩くことで、発展途上国の支援になるということで、とても気になっていたので、今回参加できて良かったです。
8000歩に届かない日もありましたが、今回のキャンペーンをきっかけに、改めて発展途上国の状況を知り、考えることができました。友人にも発展途上国の状況を教えてみたりしたことで、少しでも周りの人に情報を広げられたかなと思います。
私たちの団はレンジャー部門のほとんどが参加したため、集会でも状況を話し合うことがあり、なかなかイベントなどが出来にくくてもみんなのことを知ることができていました。
水の大切さを考えるための行動も出来て良かったです。ただ歩くだけではなく、考えを深めていくことで、これからのことを考えることができ、参加して本当に良かったと思います。WiHSのキャンペーンの期間は終わりましたが、自分にできることを続けていきます。(奈良県第22団)
3回目の参加でしたが、コロナ禍や新生活に慣れず、なかなか思うように歩けない日が多かったです。毎年そうですが、意識的に歩こうと思うことが普段に比べ増え、なかなか出歩けない中でも、工夫してできたかなと思います。
この期間だけではなく、普段から歩くということ、世界のどこかでは女の子をはじめとした子どもたちが学校に行くことも出来ず、歩いているということを考えられたらいいなと思いました。(兵庫県第27団)
どれほど、「毎日おこなう」というのが大変であるのかが少しだけわかった気がします。
実際は私が歩いた道路よりも状況は悪く、重たい荷物を持って歩いているのだと思います。リュックサックで同じ重量を持つのとでも大違いだと思います。団で実際に竹の両端に荷物を垂らして持ってみましたが、肩に全ての体重がかかり、リュックサックで同じ重さのものを持つのとは大違いでした。これをどんな天候でも、体調が悪くても続けるというのはかなり大変だと思いました。正直なところ、私は「日本で毎日8000歩歩く」ということさえ達成できない日がありました。
また、この活動をしていく際に、なぜ彼女たちはこれほど大変なことを毎日しなければならないのか、とも思いました。もちろん、それは水を得て、生きるためであるとは思うのですが、なぜ私たちはもの凄く簡単にそれを手に入れられる一方で彼女たちは苦労しなければならないのか、ということです。すぐには無理ですが、いつかこの差が埋まるときが来たらな、と思いました。
どれほど、この差を埋めるための、また彼女たちの生活のための力となれたかはわかりませんがこの活動をできてよかったです。また機会を見つけてさまざまなことをしていきたいと思います。(岡山県第16団)
私事ですが、携帯が壊れてしまい、結局歩いたのに歩数を送れなかったのが一番悔しいです。ですがなるべく階段を使ってみたり回り道をしてみたり、いろいろやってみましたが中々に辛かったです。毎日学校までが長いので足が疲れることは稀なのですが、遠回りしたことによって大分足の疲れが増えました。
私より小さい女の子が歩いていると思うと驚き、また胸が苦しくなりました。
次回参加する際はもっともっと歩いて活動に参加したいと思います。(奈良県第22団)
今回のWiHSに参加して、1日8000歩以上を歩くという目標は思っていたよりも長くて、達成できない日が多々ありました。学校に行って帰ってくるときや、どこか買い物に行くときに出来るだけ歩こうとしても、8000歩行かないと思うと、水汲みに行かないといけない女性や女子たちは毎日毎日過酷な中歩いているのだな、と再認識できました。
今回のWiHSでは、部門で明日香村を散策するという企画、実行しました。また、各自で出来るだけ歩くことを意識して、WiHS実施期間は過ごしました。
私たちは寄付のために歩いて、荷物は軽かったが、彼女たちは生活のために長い間歩いて、重い水を担いで、整備されていない道を裸足で歩いていると想像すると、どれだけ日本にいる私たちが恵まれているのか、どれだけ私たちが幸せな生活を何不自由なく送れているのか、体感できました。
今後は、ケア・インターナショナル・ジャパンさんの取り組みの中の「モノで支援する」など自分たちでアクションを起こせるので、レンジャー部門で企画して、団全体に発信して取り組んでいこうと思います。
WiHSで実感したことなどを忘れずに彼女たちのために何が出来るか、どうすれば支援できるかを考えながらガールスカウト活動をしていきたいです。
最後になりましたが、賛同してくれている企業の方々にも感謝いたします。(奈良県第22団)
今回の歩く国際協力「walk in her shoes」に参加して、普段生活している日本の国は、義務教育で、水は水道から出る、また、下水処理場も整っていて安全な場所で生活しているんだと強く感じました。
1日8000歩を目標に歩きましたが、雨の日や風の強い日など歩くのが大変だったり、体が疲れて歩けなかったりする日もありました。しかし、今回参加した活動で少しの人でも手助けすることが出来ているので、また来年も参加したいです。(静岡県第65団)
発展途上国で歩いて水を汲みに行っている女性がいることは知っていましたが、体験したことはなく、このプロジェクトを通して水汲みが想像以上に大変であることを実感しました。そして私が普段何気なく乗り降りしている交通機関のありがたみを感じることができました。さらに発展途上国への支援をこれからもし続けたいという気持ちがより強くなり、WiHSに参加して良かったです。ありがとうございました。(奈良県第22団)
レンジャー部門は、部門全員でWalk in her shoesの取り組みに参加しました。
昨年度末、私たちは奈良県明日香村に出向き、集会をおこなう予定がありました。そこで、サイクリングで村を散策する予定を変更し、WiHSの活動に参加するため徒歩で散策しました。歩くことで、自転車よりも村の景色や空気をより感じることができたし、少女たちの為にも、この選択をして良かったな、ととても思います。
さらに部門で、個々の活動で一日目標8000歩と設定しました。8000歩くらいならいける!と思っていましたが、思った以上に大変で少女たちの大変さを身にしみて感じました。それと同時に、この現実や活動を知り、活動を家族や団に広められたことはとても良かったと思います。次のチャンスがあれば、また参加したいと思います!(奈良県第22団)
昨年に引き続き、2回目の参加となりました。
昨年は、「歩数」という形で十分に貢献できなかったことを悔やみました。しかし、私の中のもうひとつの目的であった、このWiHSという活動や世界の少女たちの現状を知らない人たちに伝え、知ってもらうということは達成できたように思います。それは、私の活動を団全体の集会で発表する機会があり、年少部門のガールスカウトや保護者の方にも広めることができたからです。そのおかげで、今年は私一人ではなく、レンジャースカウトの数名で参加することになりました。部門の複数で参加することで、WiHSの活動の幅が広がり、昨年とは違った経験ができました。
昨年の活動を発表した時に、年少のガールスカウトが、「私も大きくなったらやりたい!」と言っていたとリーダーから聞いて、すごくうれしかったのを覚えています。きちんと伝えれば、相手にも伝わるんだな、と感動しました。
これは私の中の大きな気付きでした。こんな風により多くの人に活動が広がり、やがては世界中に水汲みをしている少女たちの現状が伝わることで、彼女たちを救うほんの少しの力になればと強く思います。(奈良県第22団)
私はこのプログラムに参加して、8000歩を歩くのが少し辛いときもありましたが、彼女たちはもっともっと歩いているという事実もこのプログラムから学ぶことができました。発展途上国のことについて詳しく調べながら歩くことによってたくさん学ぶところがありました。私はガールスカウトを通して、彼女たち、世界の女性達の力になりたいと強く思います。(東京都第71団)
発展途上国に住んでいる女性や女の子が、水を汲みに行くために毎日たくさん歩いているその大変さを知るために、毎日8000歩を目安に歩いて実体験するという目標を持って始めました。
高校へ入学し新生活に慣れないこともあり、参加出来ないときの方が多かったですが、通学路の片道30分を歩くだけで疲れるし、発展途上国にいる私と同じ世代の女の子たちは、大変な思いをして水を汲みに行っていることを思うと、本当に命懸けなんだなと思いました。
このキャンペーンに参加したことで、歩数を記録することによってお金を寄付することが出来たので、少しでも人の役に立つことが出来たと思います。
今回の活動を通して、ほかの部門のガールスカウト達にも生活用水を汲みに行くだけでどれだけ苦労しているかを、集会のときに伝えていきたいです。来年度もシニア部門のみんなとチームを組んで参加し、続けていきたいです。(千葉県第22団)