山梨県第10団『自然環境活動の成果「緑の奨励賞」受賞』
緑の少女隊活動においてガールスカウト山梨県第10団が「緑の奨励賞」を受賞しました。
2023年11月、茨城県で開催された全国育樹祭いばらき2023にて、活動を発表したシニア(中学生)2人へのインタビューと、どのような活動を継続してきたのかを紹介します。
活動報告で伝えた自然環境への取り組み
ー 緑の少女隊として活動をはじめるきっかけは?
🌿野外活動が好きで、もっと楽しむために自然についての知識や活動をより活発にしたいと思ったからです。
🌾私はガールスカウトを保育園の年長から始めました。その中で、都留市の事業「つる桜の名所(千本桜)づくり」に参加して桜の植樹をしたことが、緑の少女隊としての初めての活動でした。
ー どのような取り組みをしてきましたか?
🌿私が1番印象に残っているのは、環境問題にもなっているマイクロプラスチックについての活動で、実際に海に行って砂を持ち帰り、プラスチックゴミを選別したことです。
🌾桜の植樹で7 年で1,000本を達成しました。私達の活動拠点である宝鏡寺山に、コキアやラベンダーなどの花を植えてきました。
ー 活動から学んだこと、感じたことをおしえてください
🌿自然の偉大さや大切さが分かりました。私たちのちょっとした行動1つが悪影響を及ぼす原因となることもよく分かりました。
🌾今、地球温暖化が進んでいて、緑の少女隊の活動を通して、世界中から木がどんどん減っていくと、空気が汚れたり災害がおきたりして、地球温暖化の原因になることを学びました。自然には人の心を癒してくれる力があったり、この地球を支えてくれていることに、ありがたみを感じました。
ー 今後の願いをおしえてください
🌿今、当たり前にある自然をこれからも継続させるためにやるべきことと気をつけるべきことがある、ということを多くの人に知ってほしいです。そのためには、全ての人が子どもの頃から自然の大切さを知る機会をもっと持てる環境が必要だと思います。
🌾世界中が自然でいっぱいになって、たくさんの生物が住み続けられる森をつくっていきたいと思います。
23年継続した活動
平成13年4月に全国植樹祭が山梨県北杜市で開催されたのを機に、23年間ガールスカウト活動の中に緑の少女隊活動を組み込み、実施してきました。
私たちが活動している都留市は、山間地で水と緑の豊かな地です。この23年間ハイキング、キャンプ等、自然と触れ合う自然体験をたくさんしてきました。
活動報告をした二人もブラウニー(小学校低学年)から多くの体験活動をおこなってきました。
ブラウニーからシニア、レンジャー(高校生年代)まで、年間活動プログラムに緑の少女隊活動を組み込み、緑化推進機構から助成をいただくことで予算的に難しかったプログラムを実施してきました。
ダムの見学学習のために講師の方をお呼びし、自分たちが住んでいる川から海に流れ着くまでのゴミの行方を見て学ぶなど、多岐に渡る活動を通して、自分自身の理解と関心を高めてきました。
体験活動は少女たちにとってインパクトが強く、自分たちの出来ることを広げています。
環境学習や防災学習をプログラムの中に多く取り入れているのですが、シニア、レンジャーはマイクロゴミの学びから食品ロスの問題に発展させ、できることを考え、実践しています。
ブラウニー、ジュニア(小学校高学年)は環境学習の中から裏山にある枯枝や杉の葉・松ぼっくりが火起こしに使えて、資源になり山もきれいになることを知り、集まるたびに枯枝や杉の葉を集めています。
自然を豊かにするための活動
自然を活かした活動
連携を意識して ―
他団体との連携を団としては大切にしており、市内の女性防災組織や桂川流域協議会・都留文科大学・ロータリークラブなどと連携し、それぞれが主催する活動に互いに参加して学びを深め、活動の幅を広げています。
GreenerXGreenerⅡは、足元の緑を増やす活動から世界のこと、地球のことへと視野を広げて、自分たちにできる活動に取り組んでいます。
私たちが住んでいる地域の環境を知り、地域がよりよい環境になるよう活動を通し考えます。環境問題は私たちが住む日本だけの問題ではなく、地球規模の問題であることを知り、世界に目を向けます。
GreenerXGreenerⅡのプログラムは終了しました。