大雨災害のそなえについて学ぼう KIZUNA Day特別イベントを開催しました
私たちの住む日本では、毎年何らかの災害に見舞われています。防災について小学生から学ぶことは、いつ起きるかわからない災害から自分の身を守るためにも大切なことです。2024年3月に実施したオンラインイベントの報告です。
”そなえよう もしものために
たくわえよう だれかのために”
頻繁に発生する大雨災害について知り、学ぶ防災教室
開催日:2024年3月17日(日)オンライン
参加者:小学4~6年生 92人
講師:加藤亮平氏(防災科学技術研究所 水・土砂防災研究部門 主任研究員)
雨が降る仕組み
加藤講師から、「雨が降るしくみ」「水蒸気から雲はどうできるのか」を学びました。イラストを使っての講義はわかりやすく、雨が降るメカニズムを知ることができました。
〔ワーク〕雲を作る実験にチャレンジ!
雨が降るメカニズムを学んだところで、参加者は実際に雲を作ってみる実験にチャレンジしました。ペットボトルに雨の核に模した消毒用エタノールを入れた後に、消臭剤をひと吹き。ペットボトルをへこませて中の気圧を変化させると、白い雲ができました!
学んだ知識を自分でやってみて体感することで、よく理解することができたようです。
大雨がおきたときの危険と行動
実際に大雨災害が起きたとき、私たちはどんな行動をとればよいのでしょうか? 再び加藤講師と防災科学技術研究所の砂見氏のかけあいで、クイズ形式で学びました。参加した子どもたちは、学校で学んだり自分でも知識を持っていたりしていたようで、クイズの正答率がとても高かったです! 学んだことをぜひ、周りの家族やお友達に教えてあげてね、と伝えました。
質疑応答
申し込みのときに参加者からもらっていた質問に、加藤講師が回答。難しい質問もあって、皆さんが日頃から興味と関心を持っていることがわかりました。
加藤講師のコメント
Zoomでのオンラインの開催でしたが、多くの方にご参加いただき、とても嬉しかったです。みなさんが熱心に講演を聞き、実験に取り組む姿から、その関心の高さを感じました。
特に、雲を作る実験を楽しそうにしている小学生の姿にほっこりし、実際に実験をやってみることで理解が深まることを再認識しました。
対象が小学4〜6年生ということで、クイズのレベル設定に悩みましたが、正解率が非常に高く、参加者の知識レベルの高さに驚かされました。次回は、もう少し難しい問題を用意したいと思います。
今回の講演が、科学や防災に興味を持つきっかけになれば嬉しいです。
参加者の声
- 雲を作る実験が楽しかった。
- 雨の降るしくみや、災害時の行動等、わかりやすかったです。
- 土砂災害や地震が増えているから、地震が起きたときにどのようにすればよいか家族と話し合いたいと思った。
- 防災ポーチや防災バッグを備えておいたほうがよいと思った。
- 雨が多くなる季節の前に備えようと思う。
<お知らせ>
同様の内容のイベントを9月にも開催予定です!
ご案内を出しますので、参加できなかった人はぜひ次回、お申し込みください!
ガールスカウトでは、防災に関する教育プログラムを少女たちに提供しています。
好評につき、再開催いたします。詳細とお申し込みはこちらから。