ガールスカウトで人気のクリスマスクラフトをまとめて紹介
もうすぐクリスマス、この季節になるとクラフト作りの集会をおこなう団(地域の活動グループ)が多く見られます。
季節柄、秋の自然物が集めやすく、寒くなり室内の集会が増えることや、クリスマスのテーマのクラフトは昔から多く、人気もあることなどが理由です。今回は、簡単にできるクリスマスクラフトをご紹介します。
自然のものを取り入れて
松ぼっくりで作るクリスマスツリー
自然物を使用したクラフトは、秋を五感で感じることができ、ガールスカウトの活動で必ず押さえる「3つのポイント」の一つ、「自然とともに」にもつながります。
材料
- 松ぼっくり
- ペットボトルキャップ
- 麻ひももしくは紙ひも
- 木工用ボンド
- デコレーションはアレンジ自由
例:ボン天(ボンボン)、綿、ビーズ、リボン、スパンコール、毛糸など
作り方
- ペットボトルキャップに麻ひもや紙ひもを巻きます。
- 松ぼっくりをペットボトルキャップに埋め込んで固定します。
- ボン天やビーズ、綿で自由にデコレーションしてできあがり。
キラキラの毛糸やリボンをぐるぐる巻くなどアレンジは自由自在です。
また、体験に来たお友だちに作り方を説明することも、ガールスカウトにとって、少しお姉さんになったような良い経験になります。
捨てるものを素敵な宝物に
ガールスカウトには活動を通して身に付ける「やくそくとおきて」があります。おきての一つ「私は時間と資源を大切に使います。」をクラフト作りから意識せずに学べるため、捨ててしまう物を活用したエコクラフトも人気です。
空きびんを使ったスノードーム
材料
- ふた付きのガラスまたはプラスチックびん
- 精製水
- 洗濯のり
- 接着剤
- 発泡スチロール
- ビニールテープ(あれば、なおよい)
- 中に入れるもの(ケーキの飾りなどに使うピック、ラメ、ビーズなど)
- リボン
作り方
- 発泡スチロール(土台になります)をびんのふたの内側に貼ることのできる大きさに切り、飾りのピックを指します。このときピックが長い場合は発泡スチロールから出ないように切ります。
- 発泡スチロールをふたの内側に接着剤で貼ります。
- ビンに精製水7:洗濯のり3の割合で入れ、その中にラメなどを適当に入れます。
- ふたを閉めてから中身が漏れないよう周りに接着剤をつけて、しっかり固定します。ビニールテープがあれば、さらに上から巻いて固定します。その上をさらにリボンでカバーし、ふたを下にひっくり返して出来上がり!
エコクラフトいろいろ
牛乳パックでつくるバスケット
ペットボトルキャップ*のリース
*ペットボトルキャップの外し方はこちらのFacebook投稿も参考にどうぞ。
» ペットボトルキャップのウサギ
手に入るもので創意工夫
竹串で作るクリスマスツリー
ガールスカウトのモットーは「そなえよつねに」です。この「そなえよつねに」という言葉は、物を備えておくことだけを指すのではなく、今、手に入るものを組み合わせて、必要なものを作ることも含まれています。竹串といういつもは料理で使うものでクラフトを作ることで自由な発想をはぐくみます。
» 材料と作り方|DIYレシピサイト DIYREPi(ダイレッピ)
ガールスカウトの集会でリンク先の作り方を参考にアレンジ。竹串の先端が危ないので、切り取らず、代わりに丸玉ビーズをボンドで付けたそうです。
集会のねらい
それぞれの集会には、”ねらい”があります。ガールスカウトでは、体験する少女たちに”ねらい”を意識させることなく、楽しく達成してもらえるように集会を計画します。ガールスカウトたちは、集会に楽しく参加しているうちに、リーダーたちの”ねらい”を達成し自信を付けていきます。クラフト作りは、さまざまな”ねらい”を達成する手段のひとつです。
ガールスカウトでは昔からさまざまなクラフトを楽しんできました。何かを作ることは楽しいし、いろいろな工夫もワクワクするし、自分ひとりで作れたという達成感も得られます。指先を動かすことが脳への刺激となり思考力もつきます。クラフト作りは「楽しく育つプログラム」の一つです。