ガールスカウトの楽しいことは、チャレンジできることが増えていくこと(小学生の声)
10月11日は国際ガールズ・デー。
ガールスカウトでは、少女が「性別」や「年齢」などで妨げられることなく、その可能性を伸ばせるようになることを目指して活動に取り組んでいます。
全国930余りの拠点で活動しているガールスカウトたち。ガールスカウトで体験することについて少女自身はどう感じているのでしょうか。
小学5年生から届いた作文を紹介します。(※以下表記は原文のまま)
私は、ようち園の年長さんのときからテンダーフットとしてガールスカウトの活動をしています。様々な活動をしますが毎年、必ず団キャンプやクリスマス会を行っています。
団キャンプの楽しいことは、自分たちでマッチを使って火をおこしたり、野外料理を作ったりすることです。家の中では、ガスコンロがありスイッチ一つで火がつきますが、マッチは、風がふいて来たり、マッチの火がすぐ消えてしまったりして工夫が必要です。最初は、こわい気持ちがたくさんあったのですが練習することでできるようになりました。災害時に、もし火が使えなくなっても、私はマッチを使って火をおこし料理をしたり、寒さから身を守ることができます。また火をおこすことができない友達がいたら自信を持って教えることができます。
野外料理では、野菜を切ったり焼いたり、にこんだりします。ふだんは、全てお母さんに料理をまかせるのでとても楽しく感じます。
思い出に残っている野外料理は、ハンバーグカレーです。たまねぎを切りお肉とねりこんで焼いてカレーの上にのせて食べました。初めてハンバーグを作ったので、知らないことがありました。それは、たまねぎを切るときに、なみだがでることが知っていたのですが、目がいたくなることはしりませんでした。たまねぎを切るのは、とても大変なことがわかりました。これからたまねぎを切る時には、メガネをつけて切ろうと思いました。
団キャンプで学んだことに、マーキングがあります。山の中で、仲間やそこを通る人、また自分自身に対して、石や木のぼうを使って、キケン、止まれや進めなどのサインを残すことです。身を守ることができ、人を助けることができます。学び方は、絵本を見ながら、じっさいにやってみて、リーダーのアドバイスをもらいながら、あっているかを確認して覚えることが楽しいです。まだまだ覚えていないマーキングがあるので覚えられるように頑張りたいです。
» ガールスカウトの道しるべ(マーキング)公式Instagramより
クリスマス会では、スタンツが楽しいです。クイズの出しものをやった時に先ぱいのスカウトに、「クイズの答えを言う時は、必ずテッテレーと言うようにしてね。」と言われました。はずかしくていやだったので、こっそり言ったふりをしました。思いだすとわらってしまいます。とても楽しい思い出です。
去年のクリスマス会では、ハンドベルとカップスをしました。やってみると以外とかんたんに覚えられることができました。シニアやレンジャーのみなさんがびっくりしていたと聞いて練習してとてもよかったなと思いました。
ガールスカウトをやっていて、楽しいと思うことは、学校では、習わないことや身近でやらないことにチャレンジできることが増えていくことです。これからもいろいろなことにチャレンジしていきたいです。
ガールスカウトでは少女の興味関心をひくさまざまな活動をします。
知識としてさまざまなことを学び、そして実際に体験することで知識が裏付けられ、知恵として体得することができます。身に付いた力は自分を肯定する力となり、次のチャレンジにつながります。
ガールスカウトでは失敗をこわがりません。次へのステップになるからです。失敗しても工夫してまたチャレンジする。それをくりかえすことで、いつか困難に対面したときにも乗り越えられる力をはぐくむのです。