2013年に少女たちが投げかけた願いは

思いと願い

今日3月8日は国際女性デー。
2013年に少女だった彼女たちは、女性になりました。

2013年10月。国際ガールズ・デーの活動で、ガールスカウトの少女たちが安倍首相を訪問したことがありました。安倍首相は「2020年までに、約3割の指導的な立場に女性が立つ日本を創っていこうと思います。」とおっしゃいました。あれから7年、2020年を迎え、日本はどのくらい変わったのでしょう。

男女共同参画局によると、2012年から2019年の7年間で、上場企業の女性役員数は約3.4倍に増え、着実に成果が上がってはいるものの、その割合は、依然として5.2%(2019年)と低く、諸外国の女性役員割合と比較しても低い水準にとどまっているとのこと。

変化や成果はあるものの、まだ目標は実現していません。

2020年2月、国連のグテーレス事務総長は、今年1月に国連史上初めて、最高幹部レベル180人の男女同数を実現したこと、さらに2028年までに国連全体での男女同数を実現すると発表し、あらゆる国に対しジェンダーの平等を促進するよう呼びかけました。

日本の現状を翻って見ると、遠い道のりのように思えます。

3月3日、国会の参議院予算委員会では、日本共産党・小池晃議員による「#KuToo」運動についての質問に対し、安倍首相は「男性と女性が同じ仕事をしているにもかかわらず、女性の服装に対して苦痛を強いる、合理性を欠くルールを女性のみに強いることがあってはならない。」と答えました。
女性のみに適用される合理性を欠くルールは許されないという発言に、小さな光明を感じます。

ガールスカウトは、これからもジェンダー平等を実現する視点を持ち、声をあげ、行動していきます。