社会全体がコロナ禍からの脱却に向けて動き出しているように、未来をつくりリーダーシップを発揮できる少女の育成、ガールスカウトの活動も再び活発化し始めています。
未曽有のコロナ禍最中の2020年、日本のガールスカウト運動は百周年を迎え、困難な状況でも社会に対する発信力を高め、前向きに取り組むガールスカウトの底力を見出すこともできました。
ガールスカウトは世界153の国と地域で活動が展開されているグローバルな運動ですが、それ以前には考えられなかった、オンラインでの国際・国内交流が進んだことは数少ないコロナの副産物と言えるかもしれません。

約3年間、各々が工夫をし、制限がありながらも地道に続けてきた活動ですが、今また思いきりリアルな体験が出来ることにワクワクしています。 キャンプなどの野外活動や地域＆社会貢献にとどまらず、ガールスカウトの可能性は無限大です。

・ 年代や成長に合わせた体験を通じた学び
・ 自然環境の中で培うライフスキル
・ 周りの人々の役に立つことで感じられる喜び
・ 自己肯定感を育む様々な挑戦の機会
・ 仲間たちとのチームワークでプロジェクトに取り組む達成感
・ コミュニティの課題を見出し、実際にアクションを起こせるリーダーシップ
・ グローバルなイシューを「自分の問題」として捉える意識の醸成
・ 生涯を通じて世界中に広がる友情の輪と成長のチャンス

また、ガールスカウトは少女や女性が持つ「社会を変える力」を信じています。 明るい未来を幸せに生きるために少女達自身が力を付け、ガールスカウト以外の周りの人々をも力づけ、巻き込んでいきます。

最後に。
ガールスカウトは生涯教育でもあります。少女一人一人に合った支援が出来るように、大人も学びと工夫をやめません。
少女と女性のエンパワーメントに貢献し、少女たちが自分の可能性を最大限に追求し、たくさんの体験と感動を少女たちと共に歩んでいきます。

公益社団法人ガールスカウト日本連盟　会長